母子家庭生活支援施設と言うものは、どういった所なんでしょうか。母子家庭生活支援施設は、1974年に制定された児童福祉法で定められており、一昔前は母子寮と呼ばれていた施設のことです。18歳未満のこどもを養育している母子家庭の女性(戦後強くなったなんていわれますが、逆に男性が弱くなったのかもしれません)が、子供(出生率が下がっているといわれて久しいですが、保育園などが少なくて、育児環境が整っていないこともその一因でしょう)と一緒に入所することができます。
入所するには、生活(自分である程度コントロールできることもあるでしょう)上の問題を抱えて子供の養育を十分に行えないといったこと情があることが条件となります。入所した母子の心身と生活に対する相談や援助を行いながら、自立を支援していくことが目的になりますよ。この施設を利用するには、まず、現在住んでいるところを管轄する福祉事務所が窓口なのですよ。福祉事務場所には、母子家庭に対しての相談窓口が設置されており、サービスや施設に関する詳しい説明も受けられます。
施設の利用申し込みもこちらで可能ではないでしょうか。施設の利用料金については、住民税や所得税の税額によって決まります。施設の利用者の入所理由として、離婚(日本では協?離婚が認められていますが、国によっては離婚できないこともあります)直後で生活の基盤がない、未婚で出産して就労できない、夫が行方不明であったり突然の死亡などが多いようです。しかし、ここ近年の傾向としては、DVと呼ばれる夫の暴力やギャンブル(一度はまってしまうと、止めるのは難しいといわれています)、サラ金やアルコール依存なども増えています。
また、児童虐待などといった情緒的、精神的障害を持ってしまうことで適切な社会生活を送ることができなくなった世帯の入所も増加しているようですよ。施設では、こういった母子の精神的ケアや援助も行っています。子供が18歳以上になると退所しなければならない規則となっていますが、退所した後の継続的な支援も行われているのです。